2017年07月27日

放射線治療の資料をいただいた

 放射線治療の照射終了後2か月目の診察がありました。
「自分の受けた治療の資料をもらっておくと良い」というようなことを書いている方がいらっしゃって、
『なるほどそうだ。タイムリー。』
と思い、先生に言ってみることにしました。
 診察では、ひどい日焼けと同じように皮膚が黒くなっているところも、
「すでに剥けているけれども、今後もぽろぽろ剥けてきて、下から普通の皮膚に替わっていきますよ。」
ということと、心臓や肺の音にも異常がなかったので、これで放射線科の診療は終わりになりました。
 美女のD先生、ありがとうございました。
 で、恐る恐る言ってみることにしました。
「あのー。自分で取っておくために、放射線科の治療の資料をいただけませんか。」
 すると、先生は少し驚いたご様子でした。あんまりそういうことを言う人はいないのかな。でも、この機会を逃したら、絶対にもらえない、と思い、
「よろしくお願いします。」
と重ねて言いました。少しのやり取りの後、先生は、
「資料の内容については、他の科の先生がご覧になってもわからないことの多い(専門的な)ものなので、その点をご了承くださいね」
とおっしゃて、資料を用意してくださる約束をしてくれました。
 そして、後日、資料を取りに行き、受付で受け取りました。
 いただいておいて良かったです。しまっておきます。

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2017年07月26日

左手で重い物を持ってはいけなかった。

 今日、起きたら、左胸が痛い。ちょうど手術したあたりです。(>_<)

 私は「左胸の部分切除」と「左脇のセンチネルリンパ節生検」と「左胸と脇の放射線」をしています。ですので、「左側」には注意しなければなりません。注射も採血も点滴も左側では行いません。重い物も持たないようにします。
 ……しかし。ああ、油断していました。
 昨日、巨大なノートパソコンを担いで都心を一日うろうろしたのでした。もちろんパソコンを入れたバッグを右肩に引っ掛けて持っていたのですが、時々は腕がつかれて左肩に持ち替えたりしていました。
 こんなに顕著に出るなんて……。
 今後気をつけよう。痛てててて。

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posted by ゆま at 16:47| 東京 ☁| Comment(0) | 乳がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小康状態を保つ

 乳癌患者や乳癌体験者とそうではない人との意識の差がどこにあるかというと、きっと「治る」ということに関してじゃないかな、と思います。
 乳癌を患った人は、
①乳房という部分の疾患である。
②同時に全身病である。
という理解をして、治療に臨むので、術後抗がん剤に耐えたりホルモン治療したりするわけですよね。そして、それが効いていれば小康状態を保っているっていうことになるわけです。完全に治ったかどうなのかはわからないということです、どんな初期で見つかっても。「全く健康そうに見える小康状態」が一生ずっと続けばいいな、っていうことですよね。

 私は職場のすてきな元上司に
「乳癌なら大丈夫。サクッと切ってサクッと戻ってきてください。すぐ元に戻る。」
と言われました。
それを聞いた時は、励ましの言葉がうれしかったのですが、乳癌のことを知れば知るほど、その言葉がひっかかってひっかかって。
 その人自体は、今でももちろん尊敬しているのですが。

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2017年07月25日

あと40ページ。

 あさってまでに、400字詰めの原稿用紙であと40枚お話(脚本)を書かないといけない。今24枚目です……。
 好き好んでやっていることなので、文句は言えないのですが、ああ、今日と明日で40枚書けるのだろうか……。内容が無いよう。どうしよう。焦る―。
 焦れば焦るほど、今日だって早起きして何したかと言えば、家の周りの草取りをしていました。ああ、勉強する前の鉛筆削り、とか、机のまわりの整頓、とかみたいなもんですね。
 昨日は昨日で、家にいるとブログ書いちゃったり鉛筆削っちゃったり庭のきゅうりの葉っぱをむしっちゃったりするので、
「そうだ、スタバ行こう」
ってたまにしかいかない近所のスタバに行ったら、知り合いの娘さんがバイトしていて笑顔で声をかけてくれて、パソコン開きにくくなっちゃった。(私はどでかいパソコンしかないのでそれを持ち歩いたため。)
 で、しばらくそこにいた後場所を変えてコメダに行ったら、普通の席は空いているのにパソコン席は満杯。みんな考えることは一緒ですね。でも左のおじさんが荷物をどかしてくれて、右のお姉さんがコンセントを使わせてくれたので良かったです。ありがとう。そこで10枚書けました。

 最近は、スタバやコメダ珈琲に限らず、ドトールもタリーズもサイゼリアも店舗によってはコンセントがついているので、スマホとかパソコンとか使えてとてもありがたいのですが、たいてい窓際に向かったカウンター席にコンセントがあって、カウンターにパソコンを置くと、他の客席からパソコン画面が丸見えっていうのがちょっと恥ずかしいです。だれも見ちゃいないんだけど。
 ……ああ、家にいるとブログ書いちゃうから、巨大なパソコン持って出かけよう。自転車だから、雨、降らないでねー。

 仕事って「忙しい人に頼むに限る」ってよく言われます。それは忙しい人は締め切りの管理が上手だから。癌の人もそうですね。癌の人も人生の締め切りを強く意識するようになるから、自分のやりたいことがはかどるのかも。って私は思います。「いつかやろう」ではなくて「今やらないと後は無い」って思える状態にあるのは良いことなのかも。どうぞそういう精神で私の文章が上手く書けますように☆彡
 がん哲学外来のカフェが全国120か所以上に瞬く間に広がった理由も、「癌の人が運営するから」なのかもしれないなーと思います。「今」やる必要性をひしっと感じるからできるのかもなーと思います。

 あー、妄想がいろんな方面に広がってしまうので、やっぱりこれからパソコン持って出かけますー。

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2017年07月24日

傷つくのは上から目線とかわいそう目線でものを言われること

 癌の患者会やおしゃべり会などに出席するとホッとしたりするのは、同じ疾患の患者同士、同じ土俵で共感、共鳴しあえるからだと思います。シンパシー(sympathy)感じるわけですよね。
 がん体験者じゃない人に自分が癌だって知られると、何かと説明が面倒(検診してたのかとか食生活がどうなのとかおっぱい取っちゃったのかとか抗がん剤したのかとか親しければ親しいほど尋ねてきたりして、親切で自分の健康情報を勧めてきたりすることがある)なときがあります。親切で言った一言に大いに傷つくことがあるんですよね。まあそういうのはごく一部なんだけれども、自分が日ごろ良い人だなと思っていた意外な人物の一言が私の心にグサッとくることが一度でもあったりすると、
『やっぱ普通の知り合いに自分が癌だってことを言うのはやめとこう』
って思ってしまいます。あくまで「良かれ」と思って言ってくれた一言だっていうのがわかっているからこそ。

 で、癌患者同士だと、「その気持ちわかるわかる」「自分だけがそうではないのだ」など気持ち的な部分と、「治療情報」「生活の知恵」的な実用性の部分の両方で、がんばろうというプラスな感情が湧いてきます。

 ただやっぱり、気をつけなければならないのは、全員同じ病状ではなく同じ癌ではないのだ、っていうことですね。厳密に言えば「同じ土俵」ではなくてそれぞれの土俵にいるわけです。
 世の中には「同じ土俵」だからこそ傷つくこともある。
 念願の子どもを産んでお母さんになったけれども、赤ちゃんを見るだけと思われていたお母さんの仕事は思いのほか大変で、公園デビューを果たしてママ友ができて思いを共感しあえてホッとできた。……しかし、ママ友同士の確執にやがて疲れて……。
 とか、そういうのはどこの世界にもありますよね。
 同じ年同士が集まって共感しあえるはずの学校にもスクールカーストはあるし、
 同じ医療者だから共感しあっているのかなと外部からは思える、医者、歯科医師、看護師、理学療法士、鍼灸師にも何かありそうだし、
 同じお医者さんだから共感しあえるんじゃないかな、って外部からは思える、在宅医、救急医、大学病院の勤務医、勤務先の科(内科、外科、整形外科、耳鼻科、眼科とか)にも確執はありそう。

 つまり、人間社会、人が集まれば、同じ種類の人同士にしかわからないちょっとしたしかし歴然とした格差とか、持って生まれた何かが関係すると思われる弱肉強食っぽい感情とかがだんだん現れ出てくるのは、もしかしたら仕方ないことなのかもしれませんね。そこを気をつけて、でも自分の気持ちも出して付き合って行こう、ってことは、だからどこの世界でも同じなのかもしれないです。

 で、どこの世界でも、一番傷ついてムカつくのは、「上から目線」でものを言われたときと、「かわいそう目線」でものを言われたときだと思うのですけれど、どうでしょうか。
 「プライドが傷つくとき」ってことですよ。

(蛇足ですが昔テレビドラマ『家なき子』で主演の安達祐実の決まり文句「同情するなら金をくれ」は言い得て妙だと思います。また、シンパシーは同情っていう意味もあるけど、日本語では主に共感共鳴っていうポジティブな意味で私は捉えています。)

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2017年07月23日

406.パクリタキセルとドセタキセル

 BECの試験の時、タキソール(パクリタキセル)とタキソテール(ドセタキセル)とをどうやって覚えようかなー(別に覚えなくてもいいんだけど)と考え、そして、
『パソコンと土手って覚えよう。』
ということにしました。
 クリタキセルの「パ」とタキールの「ソ」で「パソコン」。
 セタキセルの「ド」とタキソールの「テ」で「土手(ドテ)」。
(ああこんなことやってるから余計わかりにくくなっちゃって、学生時代から理科社会など暗記物が全くダメなんですけどね……(>_<)……でも、もっと言えば「『滝さん(タキサン)』が土手でパソコンしている図」を思い浮かべちゃったりしてました。)

 それはさておき。
 冨永健先生の乳癌治療の歴史の本を拝見していたら、そんなパクリとドセに関する記述がありました。
 何しろ冨永先生は外科医かつホルモン治療の研究者ですので、大きいしこりに対しては、局所的に切って終わりにせず、抗がん剤治療とホルモン治療を昔から積極的に行っていたわけです。そしてドセやパクリなどタキサン系をアドリアマイシンやシクロホスファミドに追加すると効果がある、などという現在行われている療法を、先駆けてこられたわけです。
 でですねえ、「タキソール(パクリ)」と「タキソテール(ドセ)」について、

○アメリカに育つ「太平洋イチイ」の樹皮から抽出
タキソール(パクリ)
○フランスに育つ「ヨーロッパイチイ」の葉・小枝から抽出
タキソテール(ドセ)

ということで、
タキソール(パクリ)は木を切って樹皮をはがして使うが、ちょっぴりしか抽出できないので、一人分の薬を作るために、アメリカの「太平洋イチイ」を何十本も伐採することになる。
タキソテール(ドセ)の方は「ヨーロッパイチイ」の葉を使うので(葉は再生するので)少しはましである。(抜粋して要約しました:ゆま)
タイヘイヨウイチイ.jpg
(↑アメリカの太平洋イチイ)
ヨーロッパイチイ6.jpg
(↑ヨーロッパイチイ)
ヨーロッパイチイ.jpg
(↑イチイの実)

なんだそうです。へえ。
 イチイって西欧では、枯れない常緑樹なので「魂の不滅」と言われたり、「冥界に通じる樹」と言われたりして、神聖なる木として墓地や教会によく植えられているようです。
 日本では、冠位十二階の一位の笏(しゃく)を岐阜の位山(くらいやま)のイチイで作ったことから(どっちが先かわからぬが)イチイ(一位)と呼ばれるらしいです。
 笏ってひな祭りのお雛様のお内裏様が持っている木のおしゃもじみたいなもののことです。あれは裏にアンチョコを貼っておくんです。あんちょこなんて言っちゃダメか。今でも天皇陛下の即位の時は、位山の一位で作って献上するみたいです。笏。
sahku2.jpg

shaku.jpg
ヨーロッパイチイ5.jpg
(↑イチイの板。家具にも良い。)
robinnfutto.jpg
(↑神聖なるイチイで作られた弓。ロビンフットも持っていた。)

 でねえ、北海道ではアイヌ語でイチイは「オンコ」って言われているんですって!!!! 
 なんか、乳癌な私たちにとって、「オンコ」って「オンコタイプDX(ディーエックス)」が思い浮かびますよねえ。オンコってラテン語で腫瘍(癌)って意味ですよね。なんか、恐るべし、イチイの木って感じです。
 他にも日本語ではアララギって呼ばれているんですね。アララギ派ってありますよねえ。『野菊の墓』の伊藤左千夫とか。墓……ねえ。
 イチイは赤い実が成って甘いらしいんですが、種には猛毒が。……種だけじゃなくて、樹皮にも葉っぱにも毒があるからこそ抗がん剤になっているわけですね。
ヨーロッパイチイ4.jpg
 ちなみにどんな毒かと言うと、種子には有毒アルカロイドのタキシン (taxine) が含まれていて、飲み込むと中毒して痙攣を起こし、呼吸困難の末死亡することがあるようです。毒は果肉を除く葉や木全体に含まれます。タキシン (taxine) は心臓毒の一種で、末梢神経性循環障害、食欲減退、筋力低下、四肢の振戦、呼吸困難、心臓麻痺、心拍数減少、血圧低下、体温低下、痙攣、硬直など様々で、 症状が急速に進むため、死ぬ寸前まで気付かないこともあるそうです。小鳥なども果肉だけを食べ、種は吐き出しているようなんですって!!!
 それくらいじゃないと、癌を叩くことはできないんですね。。。
 それにしても、四肢の振戦かあ……。痺れが取れない人が続出していますものね……。

 さて今では、ドセもパクリもヨーロッパイチイの葉や小枝から抽出したバッカチン(冗談みたいな物質名ですよねえ)っていう物質から半合成しているみたいです。完全に木から抽出するのも木の伐採が大量過ぎて環境破壊だし、完全に合成するのもとても大変らしいです。
 バッカチン……(>_<)

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posted by ゆま at 23:17| 東京 ☀| Comment(0) | 抗がん剤治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

405.「第一回日本在宅救急研究会」を傍聴させていただいた

「第一回日本在宅救急研究会」(於 虎の門の発明会館)に行ってきました。
 在宅医と救急医と看護師と介護士と……という研究会みたいでしたけど、終末期医療に関心のある一般の人も多数参加していました。
 いやあ、面白かった(興味深かった)です。熱い会でした。
 今まで私は、在宅医と大学病院や大病院の医師との終末期の患者の医療の在り方の違いを、主に在宅医の長尾和宏先生のブログ等で知ることが多かったです。でも、最近、ピアサポータ―養成講座やがん哲学外来等で、大学病院の医師の方のお考えも知ることができるようになり、今後どちらにもお世話になる可能性のある患者として、思うところは色々ありました。

 で、今回参加してみて色々な医療者(在宅医、救急医、看護師、ケアマネ、研究者)の発表をお聞きしてみて、
「違う考えの者同士が角突き合わせて意見をぶつけ合うことがあって初めて、物事は進んで行くのだな」
と思いました。
そして、
「日本は広くて、色々な地域があるのだな。医療に関して、都会が一番良いというわけでもないのだな」
とも思いました。
そして、
「何事も連携が一番大事なのだな。お互いを尊重し合って初めて色んなことが回っていくのだ」
と強く感じました。

 中で、会田薫子先生の「人工呼吸器を外して起訴された医師はいない」というご発言は、私の心に深く残りました。
 この会等を通して、在宅医と救急医が仲良くなると、終末期医療(という言い方も、かわってくるようですが)も今よりず
っと風通しがよくなるような気がします。(今が風通しがよくないかどうかは私にはよくわかりませんが。)
 そして、北は北海道から南は鹿児島まで、全国津々浦々からお医者さんたち医療関係者が集結していてすごいなーと思いました。

 また、会が終わった後、ちょこっと長尾先生とお話しできて良かったです☆

(☟会の概要コピペです)

「第一回日本在宅救急研究会」
2017年7月22日(土)
13:20-13:30 開会の挨拶 発起人代表:小豆畑丈夫
13:30ー15:40 シンポジウム     
『在宅医療と救急医療のあるべき体制づくり』

司会 : 益子 邦洋 横田 裕行
石川 秀樹  「在宅医療と救急医療 連携の問題点」
長尾 和宏  「なぜ在宅・救急・警察の連携が必要なのか」
秋山 正子  「急性増悪時の訪問看護の現状」
平野 麻子  「急性増悪時のケアマネの対応」
阪本 雄一郎 「3次救急を中心とした在宅救急の構築」
小豆畑 丈夫 「在宅医療と在宅療養支援病院の「1つの病院連携」の有効性」
太田 祥一  特別発言

15:40-15:50 休憩
15:50-16:30 特別講演
『高齢者にとって“本当の良き医療”とはなにか?患者の目線で考える』

司会 : 野中 博
演者 : 東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
    上廣死生学・応用倫理講座 特任教授 会田 薫子

16:30-16:40 休憩
16:40-18:00 討論会
『日本在宅救急研究会が果たす役割はなにか』

司会 : 太田 祥一 照沼 秀也
討論 : 益子 邦洋、池端 幸彦、島田 潔、吉田 雅博、中村 謙介

18:00 閉会の挨拶 代表世話人 横田 裕行
代表
世話人
横田 裕行(日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野 教授
同大学付属病院高度救命救急センター長)
世話人野中 博(東京都医師会顧問 医療法人社団博腎会 野中医院 院長)
 太田 祥一(医療法人社団親樹会 恵泉クリニック)
 長尾 和宏(医療法人社団裕和会 長尾クリニック 院長)
 池端 幸彦(医療法人池慶会 池端病院 理事長)
 吉田 雅博(国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授)
 真弓 俊彦(産業医科大学 救急医学講座 教授)
 阪本 雄一郎(佐賀大学医学部救急医学講座 教授)
 会田 薫子(東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
上廣死生学・応用倫理講座 特任教授)
 島田 潔(医療法人社団平成医会 板橋区役所前診療所 院長)
 水谷 和美(ソフィアメディ㈱  代表取締役  (訪問看護))
 下田 重人(医療法人社団緑眞会 世田谷下田総合病院 院長)
 照沼 秀也(医療法人社団いばらき会 理事長
東京藝術大学大学院美術研究科 美術教育研究室 非常勤講師 )
 小豆畑 丈夫(医療法人青燈会小豆畑病院病院長 日本大学医学部
救急医学系救急集中治療医学分野 診療准教授)
発起人照沼 秀也 ・ 小豆畑 丈夫
事務所 〒311-0105 茨城県那珂市菅谷605
医療法人青燈会 小豆畑病院内 電話 029-295-2611(代表) 
E-mail: zaitakukyukyu@gmail.com

(↑ここまで)

 会の終わりごろにパネラーの先生のお一人が
「この研究会が早く学会になるようにしたい。そして、医療者よりも一般市民の方が多い〇〇学会のようになれるといいな」みたいなことをおっしゃっていましたが、医療者もそう思っているなんてすばらしいなーと思いました。
 それから、私はこの会が1時20分から間に5分間ずつ2回のトイレ休憩をはさんでぶっ続けで18時過ぎまで行われたことにビックリしましたが、実は、なんと午前中もお医者さんたちは何やらこれに関する会議があったようで、なんともはや、お医者さんたちっていうのは、精神的にも肉体的にも頭脳的にもものすごーくタフな人たちの集まりなんだなーと驚嘆いたしました。

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2017年07月22日

404.温存率について『病院の実力』(読売新聞社)を見てみた。

 本屋さんに行ったら、『病院の実力』(読売新聞社)と『いい病院2017』(朝日新聞社)が並べて置いてありました。すこし前に出たみたいです。疾病ごとに病院の手術件数が多い順にランキングされています。
 『乳癌の自分の病院はどうかなー』
 軽い気持ちで眺めてみて、ちょっと愕然としてしまいました。

 私は、自分でしこりがあるなと気づいた時に、自分の乳癌でお世話になる病院の候補をいくつかあげていて、それプラス乳腺内科の個人クリニックのn先生のアドバイスで今の病院のA先生にお世話になることにしました。A先生の手術はめっちゃ上手で、傷跡等も全くわからないと言っても過言ではありません。最近診ていただいた個人クリニックのn先生も、「本当に手術したの?」とおっしゃったくらいで、エコーでも中にはなにもありませんでした。
 これから以降の転移再発については、ホルモン陽性乳癌だし、腫瘍も大きかったし(4.7㎝、リンパにも転移しているし、脂肪にも浸潤していたので、高リスクなのは覚悟しています。
 でも、温存でこんなにきれいに対処していただいて、本当に感謝しています。

 で、『病院の実力』にも『いい病院』にも乳癌の病院に関しては「温存率」が書いてありました。また「同時再建数」も書いてあります。それを見ると、私がもし、この病院を選んだら全摘だったな、こっちの病院だったら温存かも、みたいなことが容易に想像できるのです。
 温存率は、それこそ病院によって0%から100%まであるんです。それってどういう意味かな、と思います。
『温存率4%ってすごいな。優秀な形成外科がいたら、全摘→同時再建率が高くなるんだろうな。でも来た人全員全摘ってどうよ。』
とか、
『99%温存ってどういうことかな。全摘になる症例は他院にまわすのかな。』
とか、
『温存と放射線はセットのことが多いから、放射線科が充実していれば温存率が上がるのかな。』
とか、色々考えました。
 乳癌のいわゆるブランド病院でも、温存率はけっこう様々で、そこには「病院としての方針」みたいなものが垣間見えるような気もしました。

○厚生労働省のはこれかな。ここから探し出すのが難しいけど、乳癌の疾患コードは090010です。

○私のお勧めはこちらのサイト「カルー」です。
厚生労働省のを元にしていると思います。とても親切じゃないかな。この表で「手術(1)」とかは
(01) 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む))  
(02) 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等  
(03) 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの  
(04) 動脈(皮)弁及び筋(皮)弁を用いた乳房再建術(乳房切除後) 二次的に行うもの
ですね。2015年~2016年3月に入院した人のもののようです。
つまり、01と03を合わせたものが温存数で、02が全摘ってことです。
(病院ごとの表はサイトの下の方にあります。)

あれれ?、%にすると本のと違うな。出先なので帰宅したらまた見てみます。

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2017年07月21日

403.【究極のホルモン療法】卵巣を摘出。昔は副腎も脳下垂体も摘出(外科的ホルモン療法)

 エストロゲン(女性ホルモン)は閉経前は卵巣から大量に分泌されているので、現在でも乳がんの外科的ホルモン療法として、卵巣を摘出することは行われているようです。

 多くの乳癌がホルモンと関係があり、エストロゲンによって増殖するということは昔からわかっていたそうです。
 病気などで20歳ごろに卵巣を切除した女性が乳がんにかかる確率と、男性(もちろん卵巣は無い)が乳がんにかかる確率が同じぐらい(卵巣機能の普通の女性の1/100)というところからそういうふうに思われていたようです。
 それを乳癌の治療に応用できないかということはずっと考えられていて、実際卵巣を摘出すると転移していた乳がんが縮小したり消失したりすることがあったようで、1896年にイギリス人の外科医G.T.ビートソンが体系的な論文として発表したそうです。
bi-tosonngannkennkyuujo.jpg
(↑英国グラスゴー大学ビートソンがん研究所。関係あるかはわかりません。)

 1896年って、120年以上前ってことですよねえ!
 現在も、エストロゲンを何とかせにゃならん、ってことでタモキシフェン飲んだりフェマーラ飲んだりリュープリン打ったりしているわけですけれど、120年も前から女性ホルモンを元から断つために卵巣を外科的に切除することが行われていたんですね。

 ちょっとおさらいをしておくと、

【閉経前(生理がある)】
①卵巣が機能している:卵巣から女性ホルモン(エストロゲン)が大量に分泌(出ている)。
②副腎:副腎から男性ホルモン(アンドロゲン)が少し出ている。→脂肪などにあるアロマターゼという酵素によってアンドロゲンが女性ホルモン(エストロゲン)に変換(変わる)。→つまり副腎からも女性ホルモン(エストロゲン)が少し出ているということになる。
③脳下垂体は「ホルモンを出せー」という司令塔である。その指令に従って卵巣や副腎からホルモンが出ている。

【閉経後(生理がない)】
①卵巣は機能していない:卵巣から女性ホルモン(エストロゲン)は出ていない。
②副腎:副腎から男性ホルモン(アンドロゲン)が少し出ている。→脂肪などにあるアロマターゼという酵素によってアンドロゲンが女性ホルモン(エストロゲン)に変換(変わる)。→つまり主に副腎から女性ホルモン(エストロゲン)が出ているということになる。
③脳下垂体は「ホルモンを出せー」という司令塔である。その指令に従って卵巣や副腎からホルモンが出たり出なかったりしている。

ということですな。

 であるからして、閉経前であれば卵巣を切除すれば大部分の女性ホルモン(エストロゲン)は分泌されなくなるけれど、副腎からは男性ホルモンから変換された女性ホルモン(エストロゲン)がちょっぴり出ているということです。
 閉経後であれば、卵巣を切除しなくても卵巣からは女性ホルモン(エストロゲン)は出ていないけれども、副腎からは男性ホルモンから変換された女性ホルモン(エストロゲン)がちょっぴり出ているということです。
 そして、そのちょっぴりの女性ホルモンしかない環境を耐え抜き、そのちょっぴりの女性ホルモン(エストロゲン)を取り込んで増殖するめっちゃ辛抱強い癌細胞が出てくることがあるってことですね。

 だから、
【閉経前(生理がある)】
タモキシフェン(ノルバデックス)=抗エストロゲン薬→癌細胞の表面にある取り込み口をふさいで、女性ホルモン(エストロゲン)が癌細胞の中に取り込まれないようにする薬。(取り込まれると癌細胞が活発に増殖してしまう。)
リュープリン(普通の注射針)、ゾラテックス(太い注射針)=LH-RHアゴニスト→司令塔である脳下垂体に「エストロゲンを作るなー」という指令を出させて卵巣でエストロゲンを作らなくする薬。

【閉経後(生理がない)】
 卵巣は機能していないから卵巣からは女性ホルモンはもう出ていないけれど、副腎からちょっぴり男性ホルモンから変換された女性ホルモン(エストロゲン)が出ているから、それを何とかせにゃならん、というわけで、
レトロゾール(フェマーラ)、アナストロゾール(アリミデックス)、エキセメスタン(アロマシン)=アロマターゼ阻害薬
→副腎から出ている男性ホルモン(アンドロゲン)が脂肪などにあるアロマターゼという酵素によって女性ホルモンに変身するのだが、そのアロマターゼをじゃまして男性ホルモンを女性ホルモン(エストロゲン)にさせないようにする薬。
レトロゾール(フェマーラ)は薬価がちょっと高い。私は関節痛で腕が上がりません。動かさないと固まるから動かすようにと言われています。
アナストロゾール(アリミデックス)は手がこわばるらしい。ぐーぱーをしよう。
エキセメスタン(アロマシン)のみステロイド型アロマターゼ阻害薬。アロマシンは骨密度を低下させないかもしれないので骨密度関係でこの薬が選ばれることがあるらしいです。

おさらい、ここまで。

 そんなわけで現在でも、閉経前再発乳がんで、優秀な治療効果を上げている卵巣の切除みたいなのですが、昔はアメリカなどでは副腎も切除したり、司令塔の脳下垂体まで摘出したりしていたそうです。
 そして、前立腺癌治療のための精巣摘出や乳癌治療のための副腎摘出成功(つまり男性ホルモンや女性ホルモンを断つことによって病気の進行を抑える)によってアメリカのチャールズ・ハギンズ医師が1966年にノーベル賞を受賞したそうです。
 しかし、副腎からは男性ホルモンだけではなくて、生命の維持に絶対に必要な、糖質コルチコイドや鉱質コルチコイドなども分泌しているので、ふたつある副腎を両方とった場合のクオリティーオブライフは、そりゃもう低くなってしまったわけです。
 でも、抗がん剤もないし、命には代えられないということで、そういう手術をしていたんですね。ふたつある副腎をとってしまった場合、糖質コルチコイド鉱質コルチコイドなどを合成ステロイドホルモン剤として、生涯補充し続けないと死んでしまいますし、その量の調整が大変みたいです。(あと蛇足ながら、副腎のすぐそばには大きな血管が走っているそうで、そもそも親指ほどの小さい臓器ですし部分的に取るのはなかなかリスキーのようです。)
 というわけで、現在では乳がんの外科的ホルモン療法としての、副腎や脳下垂体の摘出は行われていないそうです。

 私は、ホルモン療法って、「(私の場合は)フェマーラ飲むだけ」って思っていたのですが、なかなかどうして奥が深いのですね。そして、タモキシフェン飲むだけ、フェマーラ飲むだけっていうのも、なかなかどうして思ったよりつらいものがありますねえ。。。左側の関節が痛いよー……(>_<)
tya-ruzuhaginnzu.jpg
チャールズ・ブレントン・ハギンズ博士

Charles Brenton Huggins


(※『「乳がん死ゼロの日」を目指して』冨永健著を一部参照させていただきました。)


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2017年07月20日

402.タモキシフェン(ノルバデックス)は飲み続けた方がよいらしい

 ホルモン陽性乳癌かどうかは、針生検や手術後の病理検査でわかります。癌細胞にホルモン感受性がちょっとでもある場合、ホルモン陽性乳癌になります。ER:エストロゲンレセプター, PgR:プロゲステロンレセプターのことです。
 私は手術後の病理結果で、「ER:陽性90%、PgR:陽性60%」でしたから、立派なホルモン陽性乳癌です。

 こういうのも、病理医の先生が顕微鏡で染色してみてご覧になるわけですから、どの先生が見たかで若干の違いはあるのでしょうね。そして、PgRは染まりにくいんだそうです。

 そして、タモキシフェン(ノルバデックス)のことですが、ホルモン陽性乳癌の人のホルモン療法で使われます。5年間、10年間、毎日一粒飲み続けるんです。

 副作用は大してない、てなことを医療関係者からは言われますが、いえいえなかなかどうして。飲んでいる人は、けっこう辛いようです。何しろ女性ホルモン(エストロゲン)が癌細胞にある受容体にくっつくのをとめるわけですから。ずーっととめ続けるわけですからね、女性ホルモン。無理矢理クスリの力で更年期障害状態にしているわけですからねー。そりゃ辛いですよね。

 私は閉経後なので、フェマーラなんですが、ここではフェマーラの話はひとまず置いておいて、タモちゃん(タモキシフェン)の話をします。

 タモキシフェン、辛いのと薬価が高いのとで、アメリカでは途中で辞めてしまう人がけっこういるようです。日本でも密かにやめてしまう人はいるんじゃないかな。でも、冨永健先生の本には、タモキシフェンを10年どころか20年飲み続けている人の話も出てくるのですが、というか、タモキシフェンを飲み続けて乳癌の転移再発を抑えた症例が数多く出てくるのですが、飲み続けて転移再発していない人はタモキシフェンで抑えられている可能性があるので、やめると転移再発する例があるようです。

 というか、タモキシフェンをやめたあと転移再発した人というのは、タモキシフェンを飲んでいた期間、確実にタモキシフェンのお陰で転移再発しなかったということです。


 ホルモン陽性乳癌は10年経っても20年経っても転移再発があり得る癌として有名です。

 タモキシフェンを飲み続けることによる更年期障害症状、鬱に似た症状、それによる認知症に似た症状、などなど辛い症状と、乳癌の転移再発予防と、天秤にかけて、飲む期間をどうするかを決めなければならないです。


 これは結構シビアな問題だと思います。



※追記

○「乳癌の転移再発予防」の側面からみると、飲み続けた方がよいが、更年期障害肝症状だけでなく、機能障害等、身体に負担がかかっているのは確実なので、そういう側面から見るとやめた方がよい。……なかなか悩ましいです。


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